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【読みました】週末は田舎暮らし

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ダイヤモンドの市川さんから新刊を頂きました。
私が週末に田舎暮らしをすることは
しばらくないと思いますが、楽しく読みました。

お子さんのことを考えて始めたのが
「週末は南房総で田舎暮らしをする」というものです。
それもちょっと始めてみたというのではなくて、
7年以上実践されています。金曜日の夜に出発し、
日曜日に帰ってくるそうです。

気になった点を4つ紹介します。
1点目、アクアラインの描き方。
理想の土地がなかなか神奈川では見つからず、
アクアラインという奥の手を使うことによって
千葉の南房総エリアに見つける
ところは、すっきりした読後感があります。

実にユニークだと思った数式がありました。
「アクアラインの往復は6000円。
年52回行ったとしたら31.2万。
神奈川 坪10万で5000万円
千葉  坪5万で2500万円
2500万÷31.2=約80年。
50年なら千葉にしてもお釣りが来る」(p112を元に作成)

「アクアラインを境に、世界が切り替わる。
東京での農的生活と、南房総の農的生活、これを行き来する
スイッチが生活に組み込まれていることにより、
今いる世界の輪郭が見えてきます。」p133

2点目、内側からの広報。
7300坪という広大な土地を手に入れたものの、
実際は草がいっぱい生えてくるそうで、
二週間に一度は行くように決めているそうです。
著者自身は現地の農家の方に協力してもらいながら
やっているということを書かれていました。
だから大変ですよといったところも含めて
伝えたいというところがなんだか気になりました。

3点目、生きものを食べるということ。
著者のお子さんは生き物が好きで、
「売っているエビは食べるのに、獲ったエビは
食べられない」ということに矛盾を感じたようで、
一番苦しまない方法で食べるといって天ぷらにする
シーンがあります。(p136-138)
「ムリに食べなくてもいいんじゃない?」と声をかけるも
なかなか衝撃的な一節でした。

最後に、この一文は東京・横浜を時に
二往復することもある私にとっては心に残りました。
「満タンのスケジュール帳の中を「高速回遊魚」のように
泳ぎ続けているときはなかなかの充実感を感じますが、
そうして、生き散らかす中で、ぽろぽろと見落とし
感じ落とすもの、知らないうちに肩の上に積もる疲労や
なにかがあるものもまた、一方の事実です」(p32-33)

著者ほどの田舎暮らしはできなくても、
二拠点生活に関して考えを巡らせた本でした。

お子さんとの心温まるやりとりの中で、普通に
都市生活で忙しくしていると、なかなか気がつかない
ポイントも書かれています。いつかマンガやドラマに
なったら面白そうです。

【参考】
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週末は田舎暮らし---ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記 馬場 未織著
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by keisuk-s | 2014-03-03 01:14